イスムこだわりの造型 塑像ならではの表面の荒れた感じを持たせつつ、随所に残る彩色を一体につきおよそ6時間の丁寧な手作業で着彩し再現しています。
面部の汚しの彩色を極力抑えることで白く輝く様を強調、二尊の表情のわずかな違いまで造りこんでいます。イスムだからこそ成し得るクオリティを、どうぞお手元でお楽しみください。

白く輝く癒しの二尊 日光菩薩・月光菩薩として伝わる二尊ですが、本来は梵天と帝釈天として造像されたのではないかと見られています。全身を白い化粧土に覆われ、凛とした表情で合掌する姿が、静謐な中に力強い祈りの力を感じさせます。
モデルは奈良県の国宝「塑造<日光仏/月光仏>立像」で、仏教美術文化が花開いた天平時代(8世紀)に造られました。塑造の特性を活かした写実的な彫刻が特徴で、同じポージングをした二像のなかに「動」と「静」の対比が織りこまれる、「天平時代の塑像の白眉」と称されるに相応しい傑作です。

商品名 TanaCOCORO[掌] 伝日光菩薩 伝月光菩薩
(2体セット)
品番 tc3756
商品サイズ(約) 伝日光菩薩/178(H)×67(W)×67(D)mm
伝月光菩薩/178(H)×67(W)×67(D)mm
商品重量(約) 伝日光菩薩/270g
伝月光菩薩/250g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652999



イスムこだわりの造型 表情、宝冠、衣の木目など、同じように見えて実は異なる二体の細かな差異にこだわって制作。
軽やかな動きのあるポーズを強調し、平安時代前期の像が持つ重厚な存在感を損なわぬよう仕上げています。

軽やかに片足をあげる二菩薩 観音・勢至の両菩薩は阿弥陀如来とともに来迎し、往生する者を極楽浄土へと導く――浄土教の教えを具現化したものが阿弥陀三尊像で、観音菩薩は蓮台に魂を載せて極楽へ運び、勢至菩薩はその魂に合掌を捧げます。
モデルは大阪の重要文化財「木造阿弥陀如来及び両脇侍像」のうちの脇侍2体。
菩薩が片足を上げるポーズは極めて珍しく、この二像だけに見られる特徴です。わずかに首をかしげるような仕草と相まって、軽やかで楽しげな印象の像です。

商品名 TanaCOCORO[掌] 観音菩薩 勢至菩薩
(2体セット)
品番 tc3746
商品サイズ(約) 観音菩薩/175(H)×65(W)×65(D)mm
勢至菩薩/170(H)×65(W)×65(D)mm
商品重量(約) 観音菩薩/175g
勢至菩薩/175g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652968


イスムこだわりの造型 モデルは2018年に重文から国宝へ指定変更となった、京都の「木造千体千手観音立像」のうちの一体。
運慶の実子 湛慶(たんけい)の銘を持つ一体で、平安様式を踏襲しながらも、鎌倉彫刻の張りのある造形が特徴です。
穏やかで丸みを帯びた表情と、左右に美しく広がる手が見事に調和した立ち姿の美しい像です。
緻密な千手観音のひとつひとつのパーツを手のひらサイズの中に再現、42本の手とそこに乗る持物までしっかりと再現しています。

観音の王 千手観音 観音菩薩の無限の慈悲を表す姿が千手観音像です。
42本の手に様ざまな法具を持ち、頭上の10の顔で周囲を見渡し、ありとあらゆる苦難を取り除きます。
この姿は観音が如来に「すべての衆生を救うため、千本の手と千の眼をいただきたい」と願い出て賜ったもの。
頭頂部と額の上には阿弥陀如来を掲げており、如来の遣いとしてこの世で私たちを救うことを示しています。
観音菩薩の中でも特に功徳が多いことから、観音の王、「蓮華王」という別称を持っています。

商品名 TanaCOCORO[掌] 千手観音 慶派
商品サイズ(約) 200(H)×92(W)×52(D)mm
商品重量(約) 120g
素材 ポリストーン/真鍮
生産国 中国製
JAN 4580238652913


憤怒の相が示す救いの意志 大日如来の使い、または化身として衆生を正しい道へと導く不動明王。
「不動」は揺るぎのない強い心と智慧を意味し、右手に智慧の剣、左手に救いと戒めの羂索(けんじゃく)を持ちます。
激しい憤怒相はすべての衆生を救うという強い決意の表れで、立像での表現は、迷える私たちを救わんと立ち上がった姿とも言われます。

イスム こだわりの造形 モデルは諏訪市にある仏法紹隆寺所蔵で長野県宝に指定される「不動明王立像」。
豊かな肉付きと迫力ある写実的な容貌、裙の筋の入り方など細部にわたり運慶の影響が認められるほか、胎内に納入された月輪形銘札も運慶との関連を示唆する要因となっています。
体躯と調和する真っ赤な火炎光背が像にさらなる精彩を与え、明王の不動の意志が存分に発揮された鎌倉時代の傑作です。

商品名 TanaCOCORO[掌] 不動明王立像
商品サイズ(約) 208(H)×85(W)×50(D)mm
個装サイズ(約) 265g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652937


イスムこだわりの造型 どの角度から見ても美しいプロポーションを完璧に再現。
身にまとう神秘的な色の表現にこだわりぬき、胸元には艶やかな黒、衣には透明感のある黒、そして光背には木肌のやわらかさを活かした黒と、全身に様々なニュアンスを織り込む造形と彩色とが、清冽な印象を生みだす。

製品のモデルとなったのは モデルは国宝 菩薩半跏像。
聖徳太子が建立したという日本最古の尼寺の本尊で、古くは弥勒菩薩と呼ばれていた。
現在は当時の彩色が薄れ下地の黒漆に覆われているが、その黒く艶やかな輝きが、時代を経た仏像の気高さを際立たせる。
半跏思惟の姿をとり、控えめに浮かぶ神秘的な微笑みが印象的な飛鳥時代の優れた作品。

菩薩半跏像とは 菩薩は、悟りを完成させた如来に従い修行し、やがて如来となって人々を救うことが約束された仏といわれる。
宝冠を頂き、髪を長く伸ばした優美な姿で表わされることが多く、現世で悩む人々を救うとして様々な時代で信仰されている。

商品名 TanaCOCORO[掌] 菩薩半跏像
商品サイズ(約) 200(H)×97(W)×105(D)mm
商品重量(約) 560g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652593


勝利と福徳の神、毘沙門天 戦いを勝利に導く武神として、多くの武将たちに信仰された毘沙門天。
特に上杉謙信の毘沙門信仰は有名です。
武神のイメージが強いのですが、もとはインド神話に登場する財宝の神・クベーラが仏教に取り入れられたもので、富を授ける福徳神としての信仰も根強く、七福神の一尊に数えられます。
四天王の一尊としては「多聞天」と呼ばれ、北方を守護しており、今でも東北地方に多く作例が残されています。

イスムこだわりの造型 モデルは2013年に国宝指定された「毘沙門天立像」。
平安から鎌倉へと時代が変わろうとしている文治2(1186)年に、名仏師 運慶の手によって造像されたものです。
躍動感あふれる姿は東国武士のたくましさを思わせ、運慶の新時代への意欲と確かな力量がうかがえる名作です。
イスムでは実物の持つ質感と量感を徹底検証して造り上げました。
玉眼の輝きは6回に分けて彩色を施し、その力強い眼力を再現、黒光りする胴体と爛々と輝く眼の強い対比が強い印象を与えるます。
丁寧な研磨と彩色によって再現する、年月を経た漆の持つ美しい古色にこだわっています。

商品名 TanaCOCORO[掌] 毘沙門天
商品サイズ(約) 205(H)×110(W)×82(D)mm
商品重量(約) 380g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652616


イスムこだわりの造型 わずか18センチの中に総パーツ数は18を数え、シリーズ中最も精巧な組み立てを要する。 最大の特徴である、口から放たれた6体の阿弥陀仏は素材選定から厳選。 わずかな誤差も許されない緻密な作業により、空也の魂までも迫る造形が完成。 職人が持てる技術のすべてを注ぎ込んで完成した、イスムシリーズ初の肖像彫刻。

製品のモデルとなったのは モデルは重要文化財「空也上人立像」。 疫病が流行していた平安時代、人々の救済のため空也が建てた寺に、空也の死後安置された。 名仏師運慶の四男である康勝(こうしょう)の作と伝えられる。 生きているかのように細部まで造りこまれ、“人民救済”と“救いの祈り”に生きた空也の精神性までもリアルに写し取る、鎌倉時代の肖像彫刻の傑作。

空也上人とは 空也は平安時代に活躍した僧侶で、「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えて民間の人々の救済に尽力したことから市の聖(いちのひじり)などと呼ばれる。 民間浄土教の先駆けとして有名だが、出自には謎に包まれている。

商品名 TanaCOCORO[掌] 空也上人
商品サイズ(約) 188(H)×84(W)×74(D)mm
商品重量(約) 330g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652623


イスムこだわりの造型 直径わずか2ミリの瞳を5度にわたって彩色し存在感を引き出す。
肌や衣、岩座など、それぞれの質感の微妙な違いを巧みな原型製作により表現。
台座上の雲をはじめその独特な色味を再現するため、数週間をかけ使用する色を厳選。
風になびく衣や足の位置、爪の向きにまでこだわって造型され、細部まで職人技が冴える。

製品のモデルとなったのは 立体風神雷神像として我が国唯一国宝指定されている「風神雷神像」を再現。
火災による寺院焼失後、鎌倉時代に入り本堂再建と同時に仏師運慶の長男、湛慶を中心とした鎌倉仏師たちの手により復興されたといわれる。
異形の姿をとりながらも生き生きとした表情やしぐさにはどこかユーモラスな雰囲気を漂わせる。

風神・雷神とは 自然現象である風と雷を神格化したもので、恐ろしいものであると同時に人びとの暮らしに豊かさをもたらす身近な神として人々の尊敬と崇拝を集めた。
彫刻作例は少ないが、のちに琳派の屏風絵のモデルになったともいわれる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 風神
商品サイズ(約) 170(H)×87(W)×78(D)mm
個装サイズ(約) 410g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652630


イスムこだわりの造型 直径わずか2ミリの瞳を5度にわたって彩色し存在感を引き出す。
肌や衣、岩座など、それぞれの質感の微妙な違いを巧みな原型製作により表現。
台座上の雲をはじめ独特の色味を再現するため、数週間をかけ使用する色を厳選。
雷神の太鼓ひとつひとつの向きや逆立つ髪の毛にまでこだわって造型され、細部まで職人技が冴える。

製品のモデルとなったのは 立体風神雷神像として我が国唯一国宝指定されている「風神雷神像」を再現。
火災による寺院焼失後、鎌倉時代に入り本堂再建と同時に仏師運慶の長男、湛慶を中心とした鎌倉仏師たちの手により復興されたといわれる。
異形の姿をとりながらも生き生きとした表情やしぐさにはどこかユーモラスな雰囲気を漂わせる。

風神・雷神とは 自然現象である風と雷を神格化したもので、恐ろしいものであると同時に人びとの暮らしに豊かさをもたらす身近な神として人々の尊敬と崇拝を集めた。
彫刻作例は少ないが、のちに琳派の屏風絵のモデルになったともいわれる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 雷神
商品サイズ(約) 180(H)×87(W)×81(D)mm
商品重量(約) 360g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652647


イスムこだわりの造型 両手に納まるコンパクトなサイズながら、妥協を許さない緻密な彩色により、ユーモラスな表情と力強さを見事に再現した精巧な仕上がりが目を奪う。
実物の玉眼を彩色だけで表現するため、7回に分けて彩色を施す。
小さな像から溢れる、自由で躍動感みなぎる清新な生命力を感じさせる珠玉の一品。

製品のモデルとなったのは名仏師運慶の三男である康弁により造られた、国宝「天燈鬼・竜燈鬼」を再現。
天燈鬼は燈籠を左肩で支え、みなぎる力をたくましい腕や固く握った拳で表現される。
ユーモラスな姿の中に、写実的でダイナミックな造型が大胆に織り込まれた鎌倉彫刻の傑作。

天燈鬼・竜燈鬼とは 一般的には四天王などの足元に表される邪鬼だが、それが独立して仏前に奉られる燈籠を掲げ持つ役割を与えられた。
阿吽で呼応した二体一対の善鬼だが、鎌倉期以降に日本において成立したものと考えられる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 天燈鬼
商品サイズ(約) 180(H)×95(W)×60(D)mm
商品重量(約) 325g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652654


イスムこだわりの造型 両手に納まるコンパクトなサイズながら、妥協を許さない緻密な彩色により、ユーモラスな表情と力強さを見事に再現した精巧な仕上がりが目を奪う。
実物の玉眼を彩色だけで表現するため、7回に分けて彩色を施す。
小さな像から溢れる、自由で躍動感みなぎる清新な生命力を感じさせる珠玉の一品。

製品のモデルとなったのは 名仏師運慶の三男である康弁により造られた、国宝「天燈鬼・竜燈鬼」を再現。
竜燈鬼は頭上で支えた燈籠に全神経を集中させ、両足を踏んで立つ姿が静かな緊張感であふれる。
ユーモラスな姿の中に、写実的でダイナミックな造型が大胆に織り込まれた鎌倉彫刻の傑作。

天燈鬼・竜燈鬼とは 一般的には四天王などの足元に表される邪鬼だが、それが独立して仏前に奉られる燈籠を掲げ持つ役割を与えられた。
阿吽で呼応した二体一対の善鬼だが、鎌倉期以降に日本において成立したものと考えられる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 竜燈鬼
商品サイズ(約) 220(H)×85(W)×60(D)mm
商品重量(約) 385g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652661


イスムこだわりの造型 たくさんのお客様のご要望にお応えし、満を持しての登場となるTanaCOCORO[掌]弥勒菩薩。
木彫の質感を持たせるよう、特別な造形と彩色の方法を採用。 原型に細かい筋彫りを入れて木目を表現。
小さなサイズのため、この木目の彫刻は困難を極めましたが、 あたたかな木肌の表現に成功し、納得の仕上がりとなりました。
また、グラデーションを多用した彩色によって木材の経年変化を表現。
美しい微笑みと指先のやわらかな曲線を、16cmの小さなサイズの中に完全再現しました。

製品のモデルとなったのは 国宝 彫刻の部第一号として有名な、飛鳥時代の「弥勒菩薩半跏思惟像」を再現。
右足を左膝に乗せて静かに思索にふける姿は半跏思惟といい、そっと頬に当てた指の先には、アルカイックスマイルと呼ばれる微笑みが浮かぶ。
どこか異国の雰囲気を感じさせる優美な仏像。

弥勒菩薩とは 釈迦如来がこの世を去った後、56億7千万年後の未来に姿を現わすとされる仏で、それまでは天上界の兜率天(とそつてん)で修行を続けている。
有名な半跏思惟の姿は、人々を救う方法を思い描く瞑想の姿といわれる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 弥勒菩薩
商品サイズ(約) 160(H)×78(W)×100(D)mm
商品サイズ(約) 405g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652692


イスムこだわりの造型 全体的にほっそりとした軽やかで動きのある印象を与える造型を丁寧に再現。
今回、イスムとして初めてみうらじゅん氏を監修者に迎え、造型も彩色も監修を繰り返しながら完成させた。
永い月日にわたる護摩焚きの影響と思われる像上の煤の具合までしっかりと再現。

製品のモデルとなったのは モデルは三佛寺蔵の重文「木造蔵王権現立像」。国宝に指定されている本堂「投入堂」の正本尊。
胎内納入品にある「かうけい」の文字が運慶の父・康慶のことを指すのではないかとも言われる。

蔵王権現とは 日本固有の神が、目に見える仏という‘権(かり)’の 姿で‘現れる’という神仏習合の象徴的な存在。
修験道の本尊で、釈迦如来(過去)・千手観音(現世)・弥勒菩薩(未来)の三仏の徳を兼ね備えるとされる。

商品名 TanaCOCORO[掌] 蔵王権現
商品サイズ(約) 195(H)×95(W)×58(D)mm
商品重量(約) 320g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652739


イスムこだわりの造型 若々しく知的で気品に溢れる顔立ちと、像全体から醸し出される穏かな雰囲気を重視して製作。
総高はわずか19センチながら、透かし彫りの見事な光背を完全に再現、繊細で優美なその姿を手のひらサイズの中に造りだす。

製品のモデルとなったのは 京都にある重文「木造 阿弥陀如来立像」。
後ろをふり返る造型が稀有な仏像。
] 若々しく堂々としたその顔には気品が漂い、バランスのとれた頭身や繊細な光背と相まって優美な印象を残す。

みかえり阿弥陀とは 伝説によると、律師・永観(ようかん)が阿弥陀像の周りで行道念仏をしていると、いつの間にか如来が須弥壇から下りて永観の前を歩き始めた。
永観が感涙し立ち尽くすと、如来は永観を左肩越しにふり返って「永観、おそし」と告げ先を導いたという。
後ろをふり返るという行為は、あらゆる衆生を救う阿弥陀如来の慈悲の深さを表す。

商品名 TanaCOCORO[掌] みかえり阿弥陀
商品サイズ(約) 190(H)×60(W)×60(D)mm
個装サイズ(約) 160g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652753


仏敵を退ける阿吽像 一般に仁王(二王)とも呼ばれる金剛力士は、仏の教えや信仰者を守り、仏敵を退ける役割を担います。
通常は寺院の表門に安置されることが多く、半裸形で力強い肉体美を持つ姿に表されます。
口を開いているのが阿形、歯を食いしばっているのが吽形で、合わせて阿吽像と呼ぶこともあります。
この二尊はもともと執金剛神(しゅこんごうしん)という一尊の分身で、そこから「阿吽の呼吸」や「阿吽の仲」と言った言葉が生まれました。

イスムこだわりの造型 モデルは国宝「木造 金剛力士立像」。
鎌倉時代に制作されたこの像は、デフォルメを抑えバランスを取りながらも圧倒的な力強さを感じさせます。
まさに今、力を爆発させようとする瞬間のような阿形と、怒りを内に秘めて立つ吽形との対比が周囲に緊張感を生み、造型にさらなる臨場感をプラスしています。
TanaCOCORO[掌]シリーズでは実物の欠損箇所を忠実に再現しており、阿形像では 右手小指、左足先の欠落を実物のとおりに表現しています。若干暗めの彩色を施すことで、てのひらサイズでありながら強い存在感を生み出しています。

商品名 TanaCOCORO[掌] 金剛力士 阿形
商品サイズ(約) 171(H)×95(W)×50(D)mm
商品重量(約) 300g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652760


仏敵を退ける阿吽像 一般に仁王(二王)とも呼ばれる金剛力士は、仏の教えや信仰者を守り、仏敵を退ける役割を担います。
通常は寺院の表門に安置されることが多く、半裸形で力強い肉体美を持つ姿に表されます。
口を開いているのが阿形、歯を食いしばっているのが吽形で、合わせて阿吽像と呼ぶこともあります。
この二尊はもともと執金剛神(しゅこんごうしん)という一尊の分身で、そこから「阿吽の呼吸」や「阿吽の仲」と言った言葉が生まれました。

イスムこだわりの造型 モデルは国宝「木造 金剛力士立像」。鎌倉時代に制作されたこの像は、デフォルメを抑えバランスを取りながらも圧倒的な力強さを感じさせます。
まさに今、力を爆発させようとする瞬間のような阿形と、怒りを内に秘めて立つ吽形との対比が周囲に緊張感を生み、造型にさらなる臨場感をプラスしています。
TanaCOCORO[掌]シリーズでは実物の欠損箇所を忠実に再現しており、吽形像では 右腕の大きな欠落を実物のとおりに表現しています。
若干暗めの彩色を施すことで、てのひらサイズでありながら強い存在感を生み出しています。

商品名 TanaCOCORO[掌] 金剛力士 吽形
商品サイズ(約) 171(H)×90(W)×54(D)mm
個装サイズ(約) 280g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652777


イスムこだわりの造型 肉感豊かで威厳に満ち溢れた実物の存在感を目指して造型。
状態を後ろに大きく反らせ、胸を張り威厳のある像容を表現する。
像の印象を左右する金箔の剥落の箇所とその程度にもこだわって仕上げた。
イスムとしては初めて真鍮製の装飾物を採用、五仏を表わす宝冠の緻密さも追求、およそ15センチという小さなサイズの中に大日如来の偉大さと、運慶仏ならではの迫力の造型表現を造りあげた。

製品のモデルとなったのは 奈良県 円成寺 多宝塔の本尊、国宝 大日如来坐像。
鎌倉時代の大仏師・運慶が20代の頃に製作をしたデビュー作であると見られる。
それまでの平安様式から外れ、如来像の威厳に加えのびのびとした若々しさが強調されている。
高く豊かな髻(もとどり)や肉厚で引き締まった身体表現にはその後の慶派の特徴がすでによく表わされている。
全体として安定感のある力強さが堂々とした風格を感じさせる鎌倉期の傑作。

大日如来とは 大日如来は密教において真理そのものとされる本尊。
諸仏は大日如来から出生したとされ、そのために根源仏と呼ばれる。
様ざまな仏たちの集合体を大日如来という可視化した存在として表わしたもの。

商品名 TanaCOCORO[掌] 大日如来
商品サイズ(約) 154(H)×86(W)×86(D)mm
個装サイズ(約) 400g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652784


哀愁の守護神 阿修羅 娘を奪われたことに怒り帝釈天と止むことのない戦いを続けていた阿修羅ですが、釈迦の説法を聞いて仏法に帰依し、仏法を守る守護神となりました。
釈迦如来を守る八部衆のほか、千手観音を守る二十八部衆にも取り入れられています。
争いの耐えない世界「修羅道」を司ることから通常怒りの表情で表わされることが多いのですが、光明皇后が造らせたというこのモデル像は、憂いを帯び、どこか少年のようなあどけなさを感じさせます。
三つの面はすべて表情が違い、向かって左、右、正面の順に成長する過程であるとも言われています。

イスム こだわりの造型 「天平の美少年」とも呼ばれる表情と、八頭身のすらりとした躯体のバランスが人気の阿修羅。
三面六臂という異形の姿でありながら不思議なほどまとまりのある造型は、仏教美術が花開いた天平時代においても突出した美しさを誇ります。
この像を研究し続けて十年のイスムがたどり着いたひとつの美の境地です。

商品名 TanaCOCORO[掌] 阿修羅
商品サイズ(約) 180(H)×110(W)×61(D)mm
個装サイズ(約) 220g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652807


観音の王 千手観音 観音菩薩の無限の慈悲を表す姿が千手観音像です。42本の手に様ざまな法具を持ち、頭上の10の顔で周囲を見渡し、ありとあらゆる苦難を取り除きます。
この姿は観音が如来に「すべての衆生を救うため、千本の手と千の眼をいただきたい」と願い出て賜ったもの。頭頂部と額の上には阿弥陀如来を掲げており、如来の遣いとしてこの世で私たちを救うことを示しています。
観音菩薩の中でも特に功徳が多いことから、観音の王、「蓮華王」という別称を持っています。

イスム こだわりの造形モデルは京都の重文「千体千手観音立像」。 運慶の実子 湛慶(たんけい)の銘を持つ一体で、平安様式を踏襲しながらも、鎌倉彫刻の張りのある造形が特徴です。 穏やかで丸みを帯びた表情と、42本の手が見事に調和した立ち姿の美しい像です。
繊細な観音像のひとつひとつのパーツを手のひらサイズの中に再現しながら、像全体を覆う金色のトーンを抑え、重厚な存在感を意識して仕上げています。

商品名 TanaCOCORO[掌] 千手観音~慶派~
商品サイズ・重量 約200(H)×92(W)×52(D)mm 120g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652814


理想の極楽浄土を求める阿弥陀の姿 五劫とは一説に二十一億六千万年のこと。
一劫とは三年に一度天女が大きな岩に舞い降り、その羽衣が触れる摩擦によって岩が消えてなくなるほどの時間、とも言われます。
それほど永い時間、阿弥陀如来はわたしたちの救済や理想の極楽浄土について考え続けてきました。伸びた螺髪の造形は、阿弥陀如来の慈悲深さや偉大さを私たちに伝えているのです。

イスム こだわりの造形 モデルは奈良県の重文「五劫思惟阿弥陀如来坐像」。
通常は秘仏とされる鎌倉時代の作で、桧の一木から彫り出されたものです。
螺髪の一つひとつはもとより、ふっくらとした輪郭や小さな口が感じさせる幼さを忠実に再現、特に顔に多く残る金箔の剥落具合にもこだわって仕上げました。

商品名 TanaCOCORO[掌] 五劫思惟阿弥陀
商品サイズ(約) 115(H)×69(W)×69(D)mm
商品重量(約) 345g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652821


憤怒の相が示す救いの意志 大日如来の使い、もしくは化身として衆生を正しい道へ導く不動明王。
「不動」とは揺るぎのない強い心と智慧のことで、右手に智慧の剣、左手に救いと戒めの羂索(けんじゃく)を持っています。
憤怒の相は、すべての衆生を救うという強い決意の表れです。

イスム こだわりの造形 モデルは鎌倉時代の名仏師・快慶が1203(建仁三)年に造像した重文「(木造)不動明王坐像」。
表情や体躯を誇張しすぎない写実的な表現が特徴で、繊細で優雅な如来や観音像を得意とした快慶らしく、端正で理知的な姿に仕上げられています。
磐石を意味する瑟瑟座(しつしつざ)や、霊鳥 迦楼羅の頭が覗く光背はいずれも後補ですが、本像と見事に調和し明王の威容を感じさせます。
控えめで整った印象をそのままTanaCOCORO[掌]サイズに再現、緻密でありながら豪胆な明王像を造り上げました。

商品名 TanaCOCORO[掌] 不動明王
商品サイズ(約) 175(H)×83(W)×70(D)mm
商品重量(約) 490g
素材 ポリストーン
生産国 中国製
JAN 4580238652838